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森のわらべブログ

森のわらべの保育方針

森のわらべは、子どもを真ん中にしつつ、大人も含めたそこに関わるすべての人たちの幸せを願っています。
森のようちえんに携わって10数年。
子どもの幸せを願うとき、そこには必ず大人の生き様がどうあるか・・・が問われていることを感じてきました。
大人たちが楽しくワイワイと、心も体も緩めあって、互いを思いあって生きている、その空気感が、子どもの幸せを創り上げていきます。
この基本理念に掲げていることは、子どもだけにあてはまるものではなく、森のわらべに関わる全ての人に向けての願いです。

開園の時から、掲げてきたこの3つの基本理念は、森のわらべにおいて何か決断するときに、必ず立ち返っていく拠り所となっています。
森のわらべは、大人も子どもも、ひとりひとりが生まれ持ったありのままを、受け止めてもらえる安心感。
失敗を責められるのではなく、信じて待ってもらいながら、次に向けての一歩を踏み出していける勇気を、互いに与え合えるあたたかさを大事にします。
そして、誰もが生まれてきて良かった、と思えるように自分の人生に、幸せを実感しながら生きていけるよう、お互いに支えあい、助け合っていきます。
森のわらべと出逢った人々が、森のわらべを居場所にしていくことができたらと、願っています。

仲間と生きる。自然と生きる。

毎日重いリュックを背負いながらの散歩や、危険と隣り合わせの野外料理や木工あそび。
ひとつとして同じものがない自然の中で、日々培われてきた、たくましさ、敏しょう性、器用さ、瞬発力、判断力、想像力、創造力・・・子どもたちが身に着けていくものを挙げたら切りがありません。
また、毎年新年度を迎えるたびに、意図的に子ども同士をつなぎ合わせていくことを、大人が丁寧におこなっていくことで、子どもは深い関わり合い、助け合いを見せていきます。
時には自我と自我のぶつかりあい、激しいケンカも見られます。自分の言葉で自分の気持ちを伝えていくこと。大人にだって自分の気持ちと向き合い、自分の言葉で語るのは難しいのです。でも、これこそ自分を生きていくうえで欠かせないプロセスです。 子どものケンカを止めないで見守るのは、自分の想いを相手に伝えていくすべを、自分で感じて学んでいってほしいから。見守る大人はじっと忍耐です。

年長児は森のわらべの花形スターです。年少・年中と積み重ねてきた力を、年長組で花開かせていきます。
年長児になり、日々の当番活動、夏のお泊りキャンプ、秋のお祭りでの年長のお店、冬山登山などの取り組みを通し、自分の限界を感じながら仲間と助け合わざるを得ない状況の中で、子どもは仲間の存在を感じ、自分を見つめ、飛躍的に成長を遂げていきます。 こうした年長児の姿を、年下の子どもたちは憧れの対象として見つめ続けます。
少人数の縦割り保育の中で、子どたちは濃密な人間関係から、多くのことを感じとり、自然の恵みを豊かに受けながら、感性豊かに育っていきます。

自然育児森のわらべ多治見園の特徴

森のようちえんと言っても、全国には様々なスタイルがあります。
子どもと一緒に大人も成長できる、森のわらべならではの特徴をお伝えします。

園舎を持たない森のようちえん

森のわらべは、多治見市内の森・川・里山・公園で活動しています。園舎や占有できる拠点を持っていない、認可外の森のようちえんです。
自然と人がもたらす豊かな恵みをたっぷり味わいながら、ひとりひとりの主体性を大事にした活動をしていきます。

スタッフがいます

保育の専門性を持った視点で子どもを見つめ、子どもの<今>を<ありのまま>受け止め、子ども自身が生まれ持っている力を信じ、発揮していくことを待ちます。また、乳幼児期だけでなく、学童期、思春期などの発達も見据え、長期的なスパンで子どもの育ちをとらえたスタッフの存在が、森わらの保育の核を創っていきます。

常に学び続ける姿勢を持ち、親御さんが育児の主役として喜びを持って子育てにあたっていけるよう、親御さんにとって安心できる子育てのパートナーとして、温かい気持ちを持って、寄り添っていくことを大事にします。また、親御さんが子育てを学んでいける場(講座やワークショップなど)を提供しています。

スタッフもお母さんであることを大事にさせてもらっています。子どもの突然の体調不良、学校行事など家庭で何かあれば、お母さんであることが優先できる体制を取っています。そのため、少人数の園でありながら、たくさんのスタッフが日々の情報共有を大事にし、同じ方向性を持って保育・運営に携わっています。
スタッフのチームワークが抜群に良いのも、森のわらべの大きな特徴のひとつです。

地域力を活かして

森のわらべには活動を支えてくださる、たくさんの地域の人たちがいらっしゃいます。
自然観察や川遊びのエキスパート・土岐川観察館スタッフのみなさん、畑のオーナーさん、手仕事工房のオーナーさん、木工職人さん、陶芸家さん、など多治見で暮らしている才能あふれたたくさんの人々が、森わらっ子に様々な活動の場を提供してくださっています。
こうした地域の力をお借りしながら、多治見に根付いた活動を展開しているのも、森わらの大きな魅力となっています。

親御さんの役割

毎日の弁当作り。活動場所までの送迎。持ち回りの保育当番。会議への参加。地域の清掃活動。運営・保育を支えるくらぶ活動など、親御さんの園に携わる役割は多く、決して園やスタッフに任せっきりではありません。こうした活動を通して、仲間との関わり合いも深く濃いものがあります。
大変なこともあるかもしれないけれど、自分の生き方を見つめ、仲間とつながりあって、育ちあうチャンスと、とらえられる人は、森わらを楽しんでいけるでしょう。
森のわらべでは、子ども自身の育ちだけでなく、大人たちも体験を通して感じ、学び、気づいていくことを大事にしていることを繰り返しお伝えしたいと思います。単なる野外体験活動を子どもに提供する場ではなく、大人も仲間と自然の力を通して、自分らしく、仲間とつながりあって生きていくことを目指しています。

卒園した親御さんたちが言われるのは、『親自身にとってもかけがえのない仲間、一生付き合っていける友人を得た』ということ。本音でぶつかりあい、楽しさも大変さも、分かち合ってきたからこその言葉だと思います。
『正しさよりも温かさ』を大切にしながら、『できる人が、できることを、お互い様の気持ちで』をモットーにした親御さんたちの活動に、スタッフも寄り添わせていただけたらと思っています。

保育当番

親御さんが、月に数回保育当番として、スタッフと共に保育の現場に入ることは、自分の育児を見つめる機会となり、我が子だけでなく、子どもを預けあう中で、様々な子どもの姿を知ることができます。家とは異なる、集団での我が子の様子を見ることは、我が子を多面的な視野でとらえる機会にもなります。こうした経験は、子どもを肯定的な気持ちで見たり、育児の面白さを知ることにつながっていきます。

くらぶ活動

親御さん同士で組織し、活動していく、くらぶ活動(畑仕事や手仕事、ブログの管理や、学びあいの場作りなど)や、森わら祭り(年に1度地域の方々にご参加いただく親子祭り)の実行委員会では、自分の好きなこと、得意なことを通して森のわらべの運営や保育を支えます。また、スタッフとも連携を図ることで、園全体の大人同士のつながりあいが深まります。

体験から学ぶ

子どもも大人も自ら体験し、感じ、気づき、学ぶことを大事にしています。
大人は、必要以上の手出し口出しは避け、子ども同士の関わり合いを大事にし、黒子に徹して見守ります。
それでも、ここぞという大人の介入の必要性を感じた場面では、すぐに関われる立ち位置にいることも大事です。
そうした中で怪我をすることも出てきます。すべての怪我を大人側で未然に防ぐことは、子どもの生きる力をそいでしまうことにつながると考えています。子どもは小さい怪我を繰り返しながら、大きな怪我を防ぐ力を養っていきます。

スタッフも親御さんも毎年救急講習に参加するなどして、常日頃から安全管理についての意識を高く持ち、学び実践に役立てています。
すべてを人間の手で管理することなどできない自然相手に活動する中で、私たち大人の果たす役割は大きく、緊張感を持ちつつ現場に立っています。現場で大人たちが判断力、決断力を的確に発揮するには、日頃の訓練や学習、子どもへの理解、お互いの信頼関係が鍵となります。また、大人たち自身も様々な体験の積み重ねで学んでいきます。

スタッフミーティングや研修のため、親御さんだけの保育日も設定しております。保育を創る面白さや、現場を預かるスタッフの緊張感を実感するうえでも、大事な意味あいをもっています。
こうしたことの共通認識のもと、子どもたちの命と森遊びの場を、ひとりひとりが自覚と責任を持って、スタッフも、親御さんもみんなで守っていきます。

卒園児の親御さんの声

2011年度卒園&2013年度卒園 塩﨑友香

「信じて待つ」
森ではうんざりするぐらい出てくるワードですが(笑)、私は待つのが大っきらいな超せっかち。
森で5年経ちましたが未だに待てません。
が、「何故待てないのか?」
自問自答する事が出来るようになりました。
自身の幼少期、実母との関係性。
森に居なかったら立ち止まりもしなかっただろうし、寝入った子どもの寝顔を見て懺悔する事も、癒されもしなかっただろう。
私は待てなかったけど、他の待てるおひさまさん達に散々待って貰って育った我が子達。
森は親に課題も〆切も多く課せる大変な所で(笑)、
否応なしに助けを求めざるを得ない。
弱味もさらけ出さずには居られず。
弱味をお互いに知っているからこその頼り頼られ。
今後の老後に十分役立ちそうです(笑)
いや、ほんとに。
以前の私ならきっと最期は孤独死です。
「信じる」←これは学べたようです。

2012年度卒園&森のわらべスタッフ 石丸美和

森のようちえんに興味を持ったのは自然の『癒し』みたいなものに魅力を感じたから。
でも入園説明会で園長から自然の『厳しさ』の話を聞いた。
思い通りにならない自然。準備したり、予定をずらしたり…状況を受け入れ行動をする。
今はその話が子どもに対する大人の態度だと思っている。子どもを変えようとするのではなく、そのままを受け入れる。
子ども達は自然。私を笑わせ、私の頭を悩ませ、臨機応変な態度、考えるチャンスを絶え間なく与えてくる。
娘の育ったようちえんで、私はよりよく成長する私自身を信じて待っている気がします。

2012年度卒園&森のわらべスタッフ 井澤さおり

森わらの保育に参加するようになって5年になります。日々のおひさまさん(園児の父母)との会話の中で、そのひとことに、その笑顔に出会えるから私はこの場所にいるのだと感じることがあるのです。
4月の最初の保育の日の、我が子の帰りを待つ笑顔、楽しい時も苦しい時も乗り越えた卒園間近のオオタカ組(年長組)のおひさまさんの落ち着きとあたたかさ、そして卒園の日の涙。
森の四季を味わうように、森わらに集まる方々の中で、自分と子どもの「今」を味わっています。

2013年度卒園 高木風子

娘と3年間、森のわらべにかよいました。
森の中ではわたしが幼い娘にしてあげられることは少なく、
家の中や他の場所に比べると、自由に対等に一個人同士になれる場所だったと思います。
森の中ではわたしより娘のほうがたくさんのことを知っていたし、
毎日歩いているからだもずっとわたしよりしなやかでした。
本当にみていることしかできないし、
見ていてこんなに楽しいものかと娘を観察しました。

森を卒園して思うのは、
これからも、わたしはみていることしかできないんだなということと、
同じくらいみられているんだな、ということです。

そう思うと、わたしをみている 小さな目が
わたしを親に、大人にしていくのだな、と思うのです。

2014年度卒園 中尾妥恵

子どもたちが小学校へ入学し、先日、初めての授業参観がありました。
そのときのできごと。
ようちえんの頃、ひらがなもカタカナも、数字の勉強もしてこなかったわが子は明らかに他の子と比べて問題を解くスピードが遅く、わからない素振りをみせているのもわが子だけでした。
でも、不安は全く感じていないようで、「せんせーい!わかりませーん!」と大きな声で先生を呼び、教えてもらった後はにこにこ楽しそうに問題を解いていました。
私もその姿を見て、心配どころかとても嬉しく思い、これから先いろんなことを楽しく吸収してくれるんだろうな?とワクワクした気持ちになりました。
森わらの3年間が無ければ、絶対にこんな気持ちにはなれなかった。
きっと、他の子と合わせるように諭したり促したりしてしまっていたはず。
子どもたちも、森わらで親以外の大人も温かく見守ってくれる存在なのだと感じることができたから、今の姿があるのだと思います。
私たち大人が子どもを信じて待つことができるか、子どものありのままの姿を認めてあげることができるかで、子どもの可能性は無限にひろがっていくのだろうと思います。